新しいブログを作るのが諸般の事情で遅れています。
サーバーはどこにしようか、WordPressを使うならどうこうとか、調べ作業が必要です。
とりあえずこちらも続けるということで。
私の日頃頼りにしている片頭痛の頓服薬が数日前、底をつきました。大体3、4ヶ月おきに処方してもらっていて、それとは別に普通の軽めの頭痛の時は市販薬を使います。あまり量が増えないようにとは言われているので5、6年前に比べると頓服も市販薬も減ってきた方だと思います。
さてその解熱鎮痛剤。古代中国は漢の時代、長安を立つ旅人に柳の枝を折って手向けたという故事があるそうです。柳の枝は字の通り楊枝として、あるいは馬の鞭に使ったり何かと重宝だから。加えて樹皮にサリシンという抗菌・鎮痛・解熱作用があったからといいます。これは大学の一般教養の講座で偶然に居眠りせずに聞いていて知りました。
柳はラテン語でサリックス。ここから成分はサリシンと名付けられた後、物質の構造を変えて副作用を抑えたサリチル酸さらにアセチルサリチル酸がつくられました。これがあのアスピリンの主成分になります。(参考:田中修『植物は人類最強の相棒である』PHP文庫)
今考えると幼児にどうなの?と思いますが、5歳くらいから「サリドン」は愛飲していました。これもサリですね。
いつまでもお元気で。柳をひと枝。またいつか会う日まで。
2020年2月27日木曜日
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