新しいブログを作るのが諸般の事情で遅れています。
サーバーはどこにしようか、WordPressを使うならどうこうとか、調べ作業が必要です。
とりあえずこちらも続けるということで。
私の日頃頼りにしている片頭痛の頓服薬が数日前、底をつきました。大体3、4ヶ月おきに処方してもらっていて、それとは別に普通の軽めの頭痛の時は市販薬を使います。あまり量が増えないようにとは言われているので5、6年前に比べると頓服も市販薬も減ってきた方だと思います。
さてその解熱鎮痛剤。古代中国は漢の時代、長安を立つ旅人に柳の枝を折って手向けたという故事があるそうです。柳の枝は字の通り楊枝として、あるいは馬の鞭に使ったり何かと重宝だから。加えて樹皮にサリシンという抗菌・鎮痛・解熱作用があったからといいます。これは大学の一般教養の講座で偶然に居眠りせずに聞いていて知りました。
柳はラテン語でサリックス。ここから成分はサリシンと名付けられた後、物質の構造を変えて副作用を抑えたサリチル酸さらにアセチルサリチル酸がつくられました。これがあのアスピリンの主成分になります。(参考:田中修『植物は人類最強の相棒である』PHP文庫)
今考えると幼児にどうなの?と思いますが、5歳くらいから「サリドン」は愛飲していました。これもサリですね。
いつまでもお元気で。柳をひと枝。またいつか会う日まで。
2020年2月27日木曜日
戦後80年
戦後80年の今年、そろそろ「戦後」という言葉をやめようかと言われている。1945年の終戦から遡って80年といえば幕末であり、いくらなんでも時代区分としても大雑把すぎるのではということだろう。もちろん「戦前」「戦後すぐ」という短い期間を指す言葉としては今後も使われるだろう。 明治...
-
慶応年間生まれの曽祖母は13人の子を生み育てた。当時でも経済状態や体力などの条件が揃わなければ叶わなかったのだが、令和の世には2人も産めば多い方になるらしい。どんな時代にもそれぞれの個人の事情があったはずだが、生き方に多様性が求められた結果なのか特に女性の場合大小様々な条件がつ...
-
祖母の住んでいたサービスつき高齢者住宅には1号館と2号館があって、ケアの必要度に応じて棲み分けることができる。はじめに祖母が入った2号館は食堂と別棟になっていてお風呂は共同、基本的には賃貸ワンルームマンションである。トイレとミニキッチンが付いていて、洗濯や買い物サービスも頼める...
-
庭でカネタタキが鳴いている。体長1cmほどの薄茶色の虫でコオロギのような姿をしているが、声の大きさに反してとても小さいので見つけることは難しい。「チッチッチ」と金属のような音を出すことからこの名がついたという。カネといってもゴーンとつく「鐘」ではなく、仏間にあるか若しくは手に持...