アマポーラは何故か真っ先に山下達郎を思い浮かべてしまったのだけど、スペイン出身の作曲家ホセ・ラカジェが1924年に発表したポップ・ミュージックで多くの人がカバーしている。言わずものがなヒナゲシの花を愛しい人に見立てたラブソングで、テレビCMで沢田研二が歌ったり、ロバート=デニーロ主演のギャング映画『Once upon a time in America』でエンリオ=モリコーネが挿入歌として甘くまったりと編曲したのが大ヒットした。テノール歌手が朗々と歌うならば、これはもう抱え切れないほどの花束にしてもらおう。
植民地ときて思い出した映画『ピアノ・レッスン』(The Piano 1993年 参考:映画ウォッチ)19世紀スコットランドから写真一つで未開の地ニュージーランドに嫁いでくる女性の話。女性は失語症で話せないし連れ子もいる。ピアノだけは手放したくないと無理を言って船に乗せて嫁いでくるが、夫はピアノなんて重い物持ってくるなと運んでくれない。現地人に同化した不思議な男が浜で弾く女性の姿に惹かれ、ピアノを夫から土地と交換で買い取って黒鍵の数のレッスンを条件に返却する約束をする。