2020年1月8日水曜日

松も開けて

今年は訳あって正月気分なんてなかったが、元旦は夫と高校生の息子と家族水入らず静かに過ごした。

お雑煮は白味噌仕立てで祝い大根・金時人参・里芋・丸餅を椀に入れる。最後に柚子をひとかけ。もう昔の話になるが祖父は地元讃岐の風習に習って、丸餅の代わりにあんもちを入れてもらっていた。

今年はあまり餅を食べなかったのにお腹の調子がいまいちだ。昨日寝る前に寒天を煮溶かして固めておいて、容器のまま塞の目に切る。町内の歳末見回りでもらった缶入りのお汁粉をかけたらいい感じのデザートになった。優しい甘さでお腹もスッキリである。

どうせ死ぬんだから

 「どうせもうすぐ死ぬんだから」と老人特有の僻みっぽいことを口にしながら、「年寄りは嫌よねぇ。若い頃はお爺さんやお婆さんがなんでそんなこと言うんだろうってずっと思ってたわ」と母は自分で言って笑っている。続けて「それはね」となかなかに深い話をしてくれた。 長く生きてもやっぱりあの世...