2020年1月20日月曜日

漢字検定

一時期、漢検(日本漢字能力検定)に凝っていて、準1級は二度目のチャレンジで合格できました。使ったテキストが良かったのでしょうね、出題傾向対策に出てきた問題が多く出たので運良くギリギリ合格点に達したようです。準1級の問題には明治期の文豪の作品を読むのに必要な漢字が多く含まれるので、知っていると日本文学が少しだけ身近になります。

しかしやらなくなるとまたすぐ忘れてしまうもので、私などは二年も経つともう2級レベルも厳しくなってきました。中には満点合格まで受け続けるという人もいるそうですよ。

その上の1級はというともう、それはそれはレベルが高くて「罵詈讒謗」だの「霹靂閃電」なんかをさらりと書いたりちょっとした漢籍の知識も要求されるんですね。1級合格者はそれこそ合格しても点数を上げるために何度も受験して完璧を目指すんだそうで...

1級・準1級に合格すると割安で「漢字教育士養成講座」のオンライン講座を受けることができるという特典があります。講座を受けるに至って作文のスクリーニングがあって、A4一枚にびっしりカクカクしかじかの理由で漢字教育に携わりたいみたいなことを書きました。よくもまぁここまで盛ったなという内容でしたが...

内容については「漢字の成り立ち」や「白川静漢字学」は面白かったのですが「中国語音韻学」に至ってはどうにも興味がわかなくて小テストが何度受けても合格できず、そんなこんなで期日の1年いっぱい使ってようやくクリアしましたが、いい加減な勉強なので身にはつきませんでした。

漢字の知識は割と万人受けするらしく、子供の放課後教室とかで漢字講座をやってるとか、あれこれゲームやクイズを考えて高齢者向けイベントにしているとか積極的な方も多くいらっしゃるようです。とてもそのレベルには達していませんが、ここでは覚書として面白かったことを紹介できればと思っています。(つづく)
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どうせ死ぬんだから

 「どうせもうすぐ死ぬんだから」と老人特有の僻みっぽいことを口にしながら、「年寄りは嫌よねぇ。若い頃はお爺さんやお婆さんがなんでそんなこと言うんだろうってずっと思ってたわ」と母は自分で言って笑っている。続けて「それはね」となかなかに深い話をしてくれた。 長く生きてもやっぱりあの世...