しかしやらなくなるとまたすぐ忘れてしまうもので、私などは二年も経つともう2級レベルも厳しくなってきました。中には満点合格まで受け続けるという人もいるそうですよ。
その上の1級はというともう、それはそれはレベルが高くて「罵詈讒謗」だの「霹靂閃電」なんかをさらりと書いたりちょっとした漢籍の知識も要求されるんですね。1級合格者はそれこそ合格しても点数を上げるために何度も受験して完璧を目指すんだそうで...
1級・準1級に合格すると割安で「漢字教育士養成講座」のオンライン講座を受けることができるという特典があります。講座を受けるに至って作文のスクリーニングがあって、A4一枚にびっしりカクカクしかじかの理由で漢字教育に携わりたいみたいなことを書きました。よくもまぁここまで盛ったなという内容でしたが...
内容については「漢字の成り立ち」や「白川静漢字学」は面白かったのですが「中国語音韻学」に至ってはどうにも興味がわかなくて小テストが何度受けても合格できず、そんなこんなで期日の1年いっぱい使ってようやくクリアしましたが、いい加減な勉強なので身にはつきませんでした。
漢字の知識は割と万人受けするらしく、子供の放課後教室とかで漢字講座をやってるとか、あれこれゲームやクイズを考えて高齢者向けイベントにしているとか積極的な方も多くいらっしゃるようです。とてもそのレベルには達していませんが、ここでは覚書として面白かったことを紹介できればと思っています。(つづく)