現在に時間を戻す。
PC画面の小さな人形のマークをクリックするとユーザーが切り替わる。パスワードで保護されていて、ファイル等は共有しない限り独立した環境でお互いを干渉しない。実際には無制限というわけでないが、望めばアカウントはいくつも作ることができる。いわばパラレルワールドである。
壁紙の雰囲気を変え、仕事用とプライベート用と気持ちを切り替えたりする人もあるのだろうか。切り替えの苦手な私は現実の暮らしでさえ、そこに自分が本当に存在するのか不安になることがある。かつてアルツハイマー性認知症だった義母が言っていた、「いつも夢を見ているみたい」な感覚を実は常に感じて生きている。
2020年1月8日水曜日
モーニングページを始めようと思うけれど
とり合えず始めてみようということが、できない。たぶん消しゴムを使うことに慣れると、そばに消しゴムがないと落ち着かなくて勉強できなくなったりするようなものかとも思う。だからこそ手書きでどんどん買いていく作業が私には必要なのかもしれない。 もやもやする、何か上手くいかない、そんな時に...
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源氏物語には様々な性格の女性が登場する。ネット上の「好きな登場人物ランキング」をいくつかみると上位に紫の上、朧月夜、明石の君あたりで、男性読者には夕顔も人気のようだ。時代の流れで多少好みが変化しても、こうした女子トークは実に1000年以上続いてきた。 物語の中でもうひとり存在感...
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林望先生は自著のガイドブック『謹訳 源氏物語 私抄』の冒頭で、源氏物語について「「恋の物語」という性格を横糸とすれば、それらの恋の種々相を折り連ねていく縦糸として「親子の物語」という性格が考えられなくてはなるまい」とされている。なるほど夫婦や親子の関係という普遍的なテーマの上に非...
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紫の上は結局子供を産まなかった。10歳で源氏に引き取られて寝食を共に、といってもこの時代のことであるが、仲睦まじく暮らしてきたのにである。 教養豊かで可愛く美しく自分にとって完璧な妻に「育て上げた」ので、息子夕霧にも姿を見られてはならぬと大切に大切に扱ってきた、のにである。源氏と...