父がWindows3.1搭載の一体型パソコンを量販店で買ってきた頃から、少しずつパソコンに親しんできた。それまで黒い画面に蛍光色の文字が並んで、ベーシックを組んで計算するとか理数系科目に弱い私には無縁の世界と思っていたのに、白い画面に絵がついていたりゲームできたり面白そう。尤もインターネット普及以前の話である。
父は理系のくせにワープロをちょっと使う程度で結局飽きてしまったが、私たち20代は物凄いスピードでネット社会の濁流に飲み込まれていった。米国の学生は一人一台コンピューター持ってるらしいよ、Macってワープロの字はひどいし日本語変換は「書院」の方が優秀だよね、「一太郎」って使えるの?そんな会話に入れないまま研究室を中退したんだった。せっかくパソコンがあるなら使ってみたい。
デスクトップに複数のソフトを立ち上げて切り替えながら使い、ファイルをフォルダに入れてしまう。机の上に本とノートと辞書を出して作業し、ノートにラベルを貼って棚にしまう。実務をすれば1日で身に付くところを、のろのろと迷走しながらイメージしていく。
2020年1月8日水曜日
モーニングページを始めようと思うけれど
とり合えず始めてみようということが、できない。たぶん消しゴムを使うことに慣れると、そばに消しゴムがないと落ち着かなくて勉強できなくなったりするようなものかとも思う。だからこそ手書きでどんどん買いていく作業が私には必要なのかもしれない。 もやもやする、何か上手くいかない、そんな時に...
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源氏物語には様々な性格の女性が登場する。ネット上の「好きな登場人物ランキング」をいくつかみると上位に紫の上、朧月夜、明石の君あたりで、男性読者には夕顔も人気のようだ。時代の流れで多少好みが変化しても、こうした女子トークは実に1000年以上続いてきた。 物語の中でもうひとり存在感...
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林望先生は自著のガイドブック『謹訳 源氏物語 私抄』の冒頭で、源氏物語について「「恋の物語」という性格を横糸とすれば、それらの恋の種々相を折り連ねていく縦糸として「親子の物語」という性格が考えられなくてはなるまい」とされている。なるほど夫婦や親子の関係という普遍的なテーマの上に非...
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紫の上は結局子供を産まなかった。10歳で源氏に引き取られて寝食を共に、といってもこの時代のことであるが、仲睦まじく暮らしてきたのにである。 教養豊かで可愛く美しく自分にとって完璧な妻に「育て上げた」ので、息子夕霧にも姿を見られてはならぬと大切に大切に扱ってきた、のにである。源氏と...