2020年2月1日土曜日

ほっと安らぐ

初詣に願うこと。
家内安全、学業成就、病気平癒。(四字熟語ばっかりやん)

お願い事は数あれど、一番のお願いはシンプルに大切な人の無事ですね。
ただ、何事もなく帰ってきて欲しい。

禅宗で「無事」というと、馳求心(ちぐしん:外に向かって求める心)をすっかり捨て切ったさわやかな境涯のことで、求めなくてもよいことに気づいた安らぎの境地なのだそうです。

求めるほど遠くに逃げるって、わかる気がします。
ほら、探さなくてもここにある。

「悟り」「しあわせ」「愛」とか無理に変わろうと、変えようとガツガツしても仕方ないんじゃない?といった感じでしょうか。

「無事是貴人」求めなくても生き生きしている人こそ尊ぶべき人、なのですね。



どうせ死ぬんだから

 「どうせもうすぐ死ぬんだから」と老人特有の僻みっぽいことを口にしながら、「年寄りは嫌よねぇ。若い頃はお爺さんやお婆さんがなんでそんなこと言うんだろうってずっと思ってたわ」と母は自分で言って笑っている。続けて「それはね」となかなかに深い話をしてくれた。 長く生きてもやっぱりあの世...