2020年3月28日土曜日

この世界の片隅に思う

コロナウィルスの影響で、日常当たり前と思っていた生活が簡単に覆されることにただ驚いている。ほんのちょっとした風邪みたいな病気一つで、ここまでの影響があるなどどれだけの人が予想できただろう。

息子の入学する学校も授業開始は大幅に遅れており、オリエンテーションの日程も未定で本人は大いに不安がっている。学びたくても大きなうねりの中では、何かの拍子に機会が奪われることだってあるのだ。海外の首脳が言うように「これは戦争」なのだろうか。

かつて日本にも時代の中で進路を翻弄された人たちがいた。やはり、太平洋戦争の体験はまだ生きた人が伝えてくれる貴重な情報だ。「対馬丸」でもいい、「この世界の片隅に」でもいい、それぞれの立場で自分がどうなるかどう行動するか考えてみたい。



どうせ死ぬんだから

 「どうせもうすぐ死ぬんだから」と老人特有の僻みっぽいことを口にしながら、「年寄りは嫌よねぇ。若い頃はお爺さんやお婆さんがなんでそんなこと言うんだろうってずっと思ってたわ」と母は自分で言って笑っている。続けて「それはね」となかなかに深い話をしてくれた。 長く生きてもやっぱりあの世...