2020年10月9日金曜日

言葉だけでいいのは神様だけ!?

実家の母にスマホを用意したが、フォントを最大にしても扱いにくいとあまり使っていないらしい。もっとも外出することがめっきり減ったから、伯母とのSNS通話専用機と化している。その一方でタブレットの方は大変愛用してくれていて、私にもこの動画見ろとか勧めてくる。

「考えさせられたー」「あんたも気をつけなさいよ」みたいな感想付きでおすすめに挙がってきたのがこれ。日本でアメリカ人男性と出会い、結婚して向こうで20年間暮らし一男を儲けたが最近離婚して京都に帰ってきた女性keiさんの動画。


keiさん曰く「20年も連れ添った夫婦なら空気みたいな存在になるものだ」。私も、日本人なら共感する人も多いだろうと思う。keiさんの元夫は「君から僕の身体に触れてきたことが一度でもあったか?」と言って妻が長年にわたりスキンシップを拒否してきたと主張、何度もカウンセラーを挟んで話し合いの結果、離婚に至ったという。keiさんは京都に帰ってきて息子を国際高校に入学させ小さなアパートで暮らしているというが、元夫の孤独な老後を心配し彼の両親のことも必要であるなら手伝いに行くとまで言っている。コロナが落ち着いたら彼を日本に呼んであちこち連れて行ってあげたいし息子との交流も頻繁にさせたいそうだ。なのにもう男女の関係でなければダメだというなら一緒に暮らせないという。いや、元夫さんこんな素敵な人に去られて辛いであろうにそれでもスキンシップがないとダメなのか??自分にとっては些細なことでも夫にとっては重大なことだったとして、離婚には後悔していないそうだ。

この動画には10月9日現在200件近いコメントが寄せられていて、中には同じ経験をしたか現在進行形で苦労している人も多い。その他、元夫に同情する人、国籍人種には関係ないという人など反応は様々だ。果たして私はどれに該当するのか。育ってきた環境が影響してか、夫婦は空気みたいな方が長続きするものと思ってきたが、それは夫婦の温度差がないことが前提なのかもしれない。

どうせ死ぬんだから

 「どうせもうすぐ死ぬんだから」と老人特有の僻みっぽいことを口にしながら、「年寄りは嫌よねぇ。若い頃はお爺さんやお婆さんがなんでそんなこと言うんだろうってずっと思ってたわ」と母は自分で言って笑っている。続けて「それはね」となかなかに深い話をしてくれた。 長く生きてもやっぱりあの世...