2020年1月10日金曜日

何気ない日常

どんなに燃え上がるような恋でも、やがて日常に変化していく。

他人なのに最も長く人生を共にし、限りなく色恋から解離していく男女のあり方も悪くはない。願わくばその中に小さな燈を残して、細く長く憧れや尊敬や愛おしさをきらめかせたいと思う。

同じ目的の仕事を、お互いの得意分野で従事できれば人生の満足度も上がるだろうか。

子はかすがい、と言うけれど季節が終わればまた、ちょっと老けた男と女

寂しいね。寂しいよね。って言えるだけ幸せ?

何気ない日常にも、何度か仕切り直しが必要かもしれない。
そこに感謝だけでなくて、できればもう一度恋ができると理想。



どうせ死ぬんだから

 「どうせもうすぐ死ぬんだから」と老人特有の僻みっぽいことを口にしながら、「年寄りは嫌よねぇ。若い頃はお爺さんやお婆さんがなんでそんなこと言うんだろうってずっと思ってたわ」と母は自分で言って笑っている。続けて「それはね」となかなかに深い話をしてくれた。 長く生きてもやっぱりあの世...