そのへんを下敷きに
額田の
「あかねさす紫草(むらさき)野行き標野(しめの)行き 野守は見ずや君が袖振る」
大海人
「紫草のにほへる妹(いも)を憎くあらば 人妻故に我恋ひめやも」
のシチュエーションを思えば大陸的ドライ感満載である。
大海人「おーい、元気にしてる?愛してるよぉ!」
額田 「そんな大きな声で、何いうてんねん。うちもう行くわ」
大海人「おらんようになったら急に寂しなってん。相変わらずきれいや。好きやで!」
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やっと猛暑から解放されたと思ったら10月も終わってしまった。慌ただしく自民党総裁選、衆院選が行われ、さらには首相指名選挙と政治の空白期間に不安しかない。不安というなれば今から50余年前、私が赤ん坊だった頃の日本は沖縄が返還された一方で、ベトナムへ向かう米軍の出撃基地だった。母が...