2020年2月29日土曜日

自然が呼べば豚が答える

新型コロナウィルスの影響で息子たちの学校は休みになるし、何でも自粛ムードでやたらに長い休みを持て余しているようです。まぁ頑張ってくれ。

彼らが小学生の頃は夏休みに読む本など何冊か用意しましたね。高学年ともなると子供が読みやすい文体で大人が読んでも面白い内容のものを探すのは結構難しい。感想文を書くには妙に入り込んでしまう小説より、ルポやドキュメンタリーの方がいいと思って選んだのがこれ。

西村大 『食べ物と自然の秘密』小峰書店 2003年
偏食のかたまりみたいな長男が興味を持つかと手にとったら、やはり小学生男子を引きつけるアレがありました。小学生男子が一度は通る漫画雑誌「月刊 コロコロコミック」小学館 の内容もざっと8割はう○この話ではないかと思われます。低学年男子の頭の中もね。

それはともかく、家畜として豚を飼うのに人の排泄物を餌とする文化が近年まで続いていた由、日本でも沖縄や奄美でもよく見られたとのこと。その辺りは想像に難くないけれど、漢代・三国時代の墓から出土した豚便所の模型にはちょっと衝撃でした。構造としては階上の小屋で用を足すと穴からオートマチックに落下したものを、豚が階下で待ち受けるシステム。都市に人が集中し大量の食糧を賄うため町の中で豚小屋を作る必要性が出てきた表れだとか。豚は羊や牛のように草を消化できないので基本的には人と同じものを食べることから、少しでも餌を減らしたい思いで生まれたのがこの豚便所なのです。

衛生面はともかくこのコストカットシステムトイレが現代に伝えられるのは、漢代の墓に副葬された陶製模型があるおかげと言えます。もちろん穀物倉もセットにしてるけど、ご飯があったらお酒もおかずも持たせてあげたい。愛するあなたへ贈る言葉♬ あの世にも食と排泄が必要不可欠であることを豚便所は如実に物語っています。

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2020年2月27日木曜日

柳をひと枝。新ブログ開設までのつなぎ

新しいブログを作るのが諸般の事情で遅れています。
サーバーはどこにしようか、WordPressを使うならどうこうとか、調べ作業が必要です。
とりあえずこちらも続けるということで。

私の日頃頼りにしている片頭痛の頓服薬が数日前、底をつきました。大体3、4ヶ月おきに処方してもらっていて、それとは別に普通の軽めの頭痛の時は市販薬を使います。あまり量が増えないようにとは言われているので5、6年前に比べると頓服も市販薬も減ってきた方だと思います。

さてその解熱鎮痛剤。古代中国は漢の時代、長安を立つ旅人に柳の枝を折って手向けたという故事があるそうです。柳の枝は字の通り楊枝として、あるいは馬の鞭に使ったり何かと重宝だから。加えて樹皮にサリシンという抗菌・鎮痛・解熱作用があったからといいます。これは大学の一般教養の講座で偶然に居眠りせずに聞いていて知りました。

柳はラテン語でサリックス。ここから成分はサリシンと名付けられた後、物質の構造を変えて副作用を抑えたサリチル酸さらにアセチルサリチル酸がつくられました。これがあのアスピリンの主成分になります。(参考:田中修『植物は人類最強の相棒である』PHP文庫)
今考えると幼児にどうなの?と思いますが、5歳くらいから「サリドン」は愛飲していました。これもサリですね。

いつまでもお元気で。柳をひと枝。またいつか会う日まで。


2020年2月21日金曜日

試験的ブログを終えて

今回でこの試験的ブログを終えることにしました。
試し書きのつもりで書いていたら結構面白くなったのですが、いかんせん以前の介護日記に比べカウント数を稼ぐことができませんでした。

テーマを絞り多くの人の読みたいもの、必要な情報を書くことが何より大切です。

同時に精神的に支離滅裂になった日々の暮らしをつなぎ合わせたいと切に願います。

ご愛読ありがとうございました。

2020年2月19日水曜日

誕生日に

次男の出産後、まる一日経った朝は私自身の誕生日でした。ワゴンケースに入れて新生児室から連れてこられた赤ん坊は小さく、帝王切開で産んだだけにもう少しお腹に入れておけば良かったと可哀想になりました。やや生臭い誕生日の話。

長男の時は臍の緒が首に絡んで心拍が下がり、緊急手術になっただけに「とにかく死なんでくれ」とそれだけ祈る思いでした。天神祭の夜にふさわしく外は雷、激しい雨が窓を叩き、高速を飛ばして病院に駆けつける夫、早朝の手術の連絡を受けて始発できてくれた実家の母。てんやわんやの大騒ぎ。

代わって次男と二人、かすかに春の日ざしが入る小さな病室で静かな誕生日を迎えました。手術で出産しても母乳がきちんと出始める人体の不思議。出始めの初乳は黄色く、新生児に必要な免疫をつける成分が含まれているそうで。

私自身は相当な難産で生まれたと聞いています。当たり前のことですが、誕生日というのは母親の出産記念日なのですね。どこか他人事なのは、自分の名前を自分で決められない窮屈さにも似ています。

もうこんな歳になって誕生日なんて嬉しくないとかではなく、この世に生を受けたことを受け入れ、意識してみる日でありたいと思っています。

2020年2月18日火曜日

野菜が安い背景に

この春先、記録的暖冬で白菜やブロッコリーなど季節の野菜が育ちすぎ、集荷量が増えるにしたがって価格も下がり、農家も小売店も困っていると言う。

なるほど今日スーパーに行ったら地場野菜コーナーに直径30cmほどもあるカリフラワーが並んでおり、一部半分に切って売られていた。ブロッコリーや白菜も安い。

今夜は丸大根をお揚げと薄味のおだしでたいたら、すごく柔らかくてとろけるよう。
小カブはサラダに、葉っぱは細かく刻んで鰹節と炒め煮、厚く剥いた皮も刻んで唐揚げの付け合わせにしてみた。まさに捨てるところなし。鮭のムニエル、とろろ汁。

料理の腕がイマイチでも野菜さえ良ければご馳走に。
豊作の後、こんどは高騰するのが見えてるだけに、悩ましい。


2020年2月16日日曜日

春を見つけて

記録的な暖冬でも雪が降ったりするようで、行きつ戻りつ季節が進んでいく2月です。

運動不足解消にと散歩の途中、早くも柳の芽が膨らんでいました。ちょっと粋な言葉で、芽張柳(めばりやなぎ)というのでしたね。葉が出てしまうと、もう春爛漫なのでその兆しを楽しもうということかな。

あちこちで雛人形が飾られています。
祖父は孫娘にお雛様をどうしても買いたいと言ってきかず、ある時10歳くらいになった私を松屋町に連れていき嬉しそうに何軒も回ったものです。

本当は生まれた時に五段飾りの豪勢なのを買うつもりだったようなのですが、部屋が狭くて飾れないと母が断り続けていて、我が家が引っ越して部屋が広くなったのを機にもう飾れるだろうということで観念したとのこと。結局三人官女までの2段飾りに落ち着いたのですが。

今となってはそれでも金屏風やぼんぼりを合わせると十二分に大きくて、さらにもっとできるだけ小さいのが良かったなぁと...もうずっと飾られることもなく、たまに防虫剤が放り込まれる箱の中です。官女の目つきがちょい怖いので余計に開けたくないと言うか、この先どうしようと思ってしまいます。人形供養?

息子たちが生まれてもあまりセレモニーを重んじなかったためか、鯉のぼりも買うことはなかったし着物を着せて記念撮影みたいなこともしませんでした。壊れかけた武者人形は義母が亡くなった時に遺品整理で見つかって持って帰りましたけどね。ガラスケースがちょっと触れただけで割れてしまい、本体もかなりひび割れていたので1年後処分したのですが...

捨てたとたん夫の妹から「あの武者人形どうした?」みたいな話をされて焦った(苦笑)
遺品ではなく夫のものだから捨てても良いと思ったのだけど、我が家が要らないならもらって帰るつもりだったらしく「捨てた!?」と呆れており、ひとの実家のものを処分するのは難しいものだと思いました。

私がもしおばあちゃんになって孫に何か贈るとしたら、大人になっても邪魔にならず持っておけるものにしようかな。

2020年2月11日火曜日

知られざる生殖の世界

日本産科婦人科学会の発表によると、2017年に出生した子供のうち16人に1人にあたる5万6617人が体外受精によって生まれたという。

「国際生殖補助医療監視委員会(International Committee Monitoring Assisted Reproductive Technologies:ICMART )」が2016年に発表したレポートによると日本の体外受精の実施件数は25万件以上と、2位のアメリカ20万件を大きく引き離して先進国含む60ヵ国中ダントツのトップを誇っており、日本はまさに不妊治療大国である。

にもかかわらず出生率となると日本は採卵1回当たりの出産率が6.2%しかなく、60カ国中なんと最下位なのだ。この原因として晩婚化・晩産化の影響が挙げられるとされ、日本の体外受精は女性が40歳以上の治療が32%と3人に1人を占めている(日本産科婦人科学会の2010年の統計による)。

さらに自然志向の影響からか採卵のための排卵誘発剤の使用を遅らせる傾向も指摘されている。20年前の私の場合、体外受精までは幸い行かなかったが排卵障害であることはエコーですでに分かっていたにも関わらず、多胎のリスクなどを考慮して促進剤の服薬は1年経ってからだった。確かに多胎となれば上手くいっても相当の期間入院生活を強いられるだろうし、まともに育てられたか疑問であるが。

私の世代でも結婚式の時に妊娠中のカップルは珍しくなかったし、今や「授かり婚」といって不妊リスクもクリアしていると大変喜ばれるようになっている。むしろ親たちなど周囲の「押し」すら期待できない今、授からないと結婚に踏み切れないというのが現実のようでもある。

35歳以上の高齢出産には低体重児や先天異常のリスクも上がる。生まれて1年未満の死亡率の低さは日本が世界一である一方で、経管栄養や気管切開の必要な医療的ケア児の数はこの10年で2倍の18000人に増えたという。当事者の親御さんには大変な負担であろうと思う。

いずれにせよ、日本の少子高齢化はもう歯止めがかからなくなっているようだ。
私にもし娘がいたら「産むなら20代のうち。自分の手で育てられるとは思うな。」と言うだろう。女性の生殖年齢は寿命とは全く関係なく、大昔から変化がないことを早いうちから知って欲しい。




モーニングページを始めようと思うけれど

とり合えず始めてみようということが、できない。たぶん消しゴムを使うことに慣れると、そばに消しゴムがないと落ち着かなくて勉強できなくなったりするようなものかとも思う。だからこそ手書きでどんどん買いていく作業が私には必要なのかもしれない。 もやもやする、何か上手くいかない、そんな時に...